久々のおもらしスイッチ③
久々のおもらしスイッチ本橋さんのことを意識してしまった僕は、次のお客さまとの会話も、自然と耳に入ってしまった。
「本橋さん、今日は…」
「あ、今日はさっきしちゃいました(笑)」
「なんだぁ、事後かぁ。…でも、おもらししたての状態なんだね」
「はい。…あ、また出ちゃうかもしれません。」
「え…?」
「あ、出ました(笑)」
お客さんと本橋さんの会話は、この世界では当たり前の日常だ。
しかし今の僕にとって、この光景は心臓が飛び出しそうになるものだった。
お客さんは耳を澄ませて、「ジョーッ」という音に聞き入っているようだった。
本橋さんも、レジ打ちを止めて、お客さんの『鑑賞』に合わせているかのようだった。
僕も自然と、動きが止まってしまった。
今までも「本橋さんおもらし中」に会計をしてもらったことが、あったのかもしれないし、その瞬間を初めて見る…というわけではないかもしれない。
だが、本橋さんがおもらししているという瞬間を、”自分が意識して”目にするのは、この時が初めてだった。
僕は固唾をのんで、少し笑顔で手を止める、可愛い本橋さんを見つめた。
本橋さんの股間では、今まさに、オムツの中で、おもらしが繰り広げられている。
『どんなオムツなんだろう。どんな感じで膨れていていってるんだろう』
自然と妄想を繰り広げてしまう。
そして数秒後、僕の股間も限界を突破し、射精を迎えた。
「あ、終わりました…。」
本橋さんはお客さんに伝える。
「ありがとう。今日も可愛かったよ!」
お客さんは答える。
「こちらこそ、いつもありがとうございます…。」
本橋さんはレジ打ちを再開する。
僕はまだ、本橋さんから目を離せずにいた。
よく考えれば、「さっきおもらししたばかり」ということは、自分の時もおもらししてくれていたのかもしれない。
そんな妄想も、頭を駆け巡った。
会計が終了し、お客さんに例をした本橋さんが顔を横に向けた。
その瞬間、少し僕とも目が合ってしまった。
そして本橋さんは、軽く会釈をしてきた。
『やばい、バレる…』
僕は敢えて本当に小さく、雑に見せかけたように会釈をして、逃げるように店から出ていった。
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