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久々のおもらしスイッチ①

久々のおもらしスイッチ
03 /26 2022
休日の朝、僕はあるスーパーに買い物に行った。
1人暮らしの男が食材を買いにスーパーに行くのは、珍しいことでも何でもない。
今日はやや下を向いている気もするが、そこまで変わったことでもない。


ここは女の子のおもらしを見放題である世界。
僕も若い頃は当然のごとく、女の子のおもらしに酔いしれて来た。
しかし最近は、男性が多い職場と自宅の往復、加えてテレワークも増えた結果、交通機関を使うことも減った。

女の子の同僚がいないばかりか、電車で横に座った女の子におもらしを魅せてもらう機会もない。
道行く女の子に「おもらしを魅せて下さい」と話しかける男性も数多くいる世界だが、仕事でミス続きの僕には、そんな元気もない。
少し外を歩けば、女の子の方から「お兄さん、おもらし見ていきませんか?」という声もかかるものだが、出不精の僕に、そんな機会もない。
そして買い物の際も、当然のごとく女の子のおもらしに気を配る心の余裕がない。


僕は店に入った。
普通にしていれば、そこには色んな光景が飛び込んで来る。

若い女の子は棚の前に立ち止まり、足をクロスさせポーズをとるかのように、ホットパンツの前に出来たシミを、どんどん大きくしている。
家族連れの小さな女の子は、通路の真ん中で思い切りしゃがみ込んで可愛いキャラクターパンツ魅せつけ、「見て見て!」と言いながら、おもらしをしている。
かと思えば、ある奥さまは、野菜を選びながら脚に水流をつたわせているようだ。

「あら、川本さんところの旦那さん。ちょうど私、おもらししちゃいそうなんですよ。良かったらご覧になっていきますか?」
こんな発言も、いたるところから聞こえて来る。

僕も本来はそういう人間だが、最近はスイッチが入らないようだ。

そんな僕にも、レジ打ちで一瞬の癒しを与えてくれる人がいた。
おそらくは、僕より少し年下くらいの年齢だろう、本橋さんという店員さんだった。

『今日は本橋さんに打ってもらえたらいいなぁ…』
そう思いながら一列のレジに並ぶのが、僕の日課だった。


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